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母の硬膜下血腫の再手術&その後

今が一番、気持ちいい季節ですよねぇ。

おっとうっかりご挨拶を忘れていました。
皆様ごきげんよう、ヨコモでございます。

高齢者あるある、の硬膜下血腫
うちの母の決断と、その後をお伝えいたします。

母の硬膜下血腫の再手術

ヨコモの母の場合は、慢性硬膜下血腫と急性硬膜下血腫、両方発症していました。
転んで(その前にも何度も転んでいたようだが)病院へ行ったら、即手術&入院。
開頭&頭蓋骨に穴を開けて、脳みそとの間に溜まっていた血を抜くこと300cc以上。

手術は無事成功。でも一度にすべての血液は抜ききれず、再手術で残りの血液を出来る限り抜く選択を取った母。

遠く雪国から母のいる実家まで帰省した私。
仕事を休んでの滞在と知っている、病院の医師とソーシャルワーカーさんと担当になったケアマネさん。
母の再手術の意向を伝えると、家の中の改修見積もりの時間帯を急遽変更し、その日の午後に手術をして下さることになった。

病院へ母を迎えに行く。

『これから手術する人とは思えないわね。』とケアマネさん

かつらを被り、パジャマでないお洒落なブラウスを着た母。

昨日まで点滴を付けてよろよろ歩いていた母とは別人の、いつもの母だ。

迎えに行った車に乗り込み、自宅へ向かう。
隣のおばちゃんが、ちょうど外にいらっしゃって喜んで出迎えてくれた。
『やっぱり隣の家にいないと寂しいのよー。』って。
いつも母のことを気にかけてくれている、優しいお隣さん。ありがたい言葉だ。

早速、ケアマネさんと改修工事の営業さんとリハビリの先生も同行して、母の動作に心許ない箇所にマスキングテープを張っていく。

・玄関の入口に手摺り

・部屋を出た所に手摺り

・部屋からトイレまでは水平の手摺り

・通路から玄関までは手すり付きの踏み台(これはレンタル)

・リビング&父の部屋に行く柱にも手摺り

・重い木の引き戸には家具スベール

本当は、部屋の段差の板を一枚外して欲しいし、ガスコンロを電磁調理器にしたいんだけど、予算オーバーだろうなぁ。

ひとまず見積もりをお願いして、慌てて病院へ戻る。
ケアマネさんが『これから手術する人とは思えないくらいお元気ね。』と。
確かに。
あまりに急ぎの見積りだったので、お茶&お菓子を出す時間さえなかった。

再手術は無事成功

再手術は同じ箇所の頭皮を再切開し、前回頭蓋骨に開けた穴を使って管を入れ血液を抜く。

医:『眠らせてから部分麻酔ですし、約30分で終わると思いますよ。』

の言葉に安堵する。
これが数年経ってから再び同じ手術となっても、今回開けた穴は使えず、頭蓋骨の違う箇所に新たに穴を開けて抜くから時間もかかると言ってたから、今回の再手術で良かったのかも知れない、と思った。
入院日数が延びてしまって、母は退屈この上ないだろうけど。

手術が終わる時間に合わせて、面会へ行く。

ぼんやりと起きてる母は、開口一番『お父さんは?』と。

ヨ:『今日は遅番の仕事だから、明日来てくれるよ。』

母:『こんな時に来ないなんて・・・』

と怒った顔。
普段あんなに父の事に文句を言って怒っている母だが、本当は優しくして欲しいだけなのだろう。父なりに、過去一頑張ってるのは娘から見てもわかるのだが、優しい言葉や柔らかい言い方など一つも出来ない父なので、母にとっては『変わってない!』とお怒りのご様子。イヤ父も頑張ってるんだけどなぁ。

話変わって。

認知症でも、凄いなと思うのが。

母『さっき、家に来てもらったのにお茶菓子も出さなかったから、買って手渡しておいて。』

と何度も何度も、私に言う。
気遣いだけは、忘れない人なのだ。
さっきご飯食べたか忘れちゃうのに、人への配慮は忘れない。
認知症って、全ての事を忘れてしまうのではなく、本人が大事にしていることは習慣で覚えている。そう思う。

再手術は無事に終わり、血液は抜け始めている。管からゆっくり血液が流れているのが見える。
ひとまず安心し、家に帰った。


父の夕飯、母の家計簿や郵便物の片付けなど。
自分の事など1秒も出来ずに毎日日が暮れる、実家ライフ。

流石に疲れて、バタンQだった。

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