ヨコモです。
我が家は長生き家系です。
そのため老後資金を考える時、常に「長生きリスク」を意識しています。
年金の繰り下げ受給も、その対策の一つとしてずっと考えてきました。
ただ、親の老後を間近で見ていると、数字だけでは判断できない現実も見えて以前の計画とは気持ちが変わりつつあります。
長生き家系だからこそ年金繰り下げを考える
年金は65歳から受給せず繰り下げると、1年ごとに約8.4%ずつ増額されます。5年繰り下げれば約42%増え、月10万円の年金が14万円程度になる計算です。
長生きするほど有利に見える制度ですが、ここで一度立ち止まって考える必要があります。
繰り下げで増えても税金は確実に増える
年金は雑所得です。
受給額が増えると、所得税や住民税、介護保険料の負担も増えます。
仮に年金が14万円になっても、実際の手取りでは2万円前後が税金や保険料で引かれる可能性があります。「増えた年金=そのまま自由に使えるお金」ではない点は、繰り下げを考える上で外せません。
この差し引かれた税金分を加味しても繰り下げてお得になるのは、平均で81.3才前後とか。それまでは年金は受け取れず、生活も倹しくなる。どっちがいいか、と言う話ですよね。
体力のある65歳から75歳は貴重な時間
親を見ていて実感するのは、旅行や外出を楽しめるのは体力のある時期に限られるということです。
多くの場合、それは65歳から75歳頃まで。お金があっても、体が動かなければ使えません。
そのため私は、年金を最大化することよりも、元気なうちにお金を有意義に使うことを重視する考えになりつつあります。
年金の繰り下げは途中でやめられるが再開はできない
ここは制度上、非常に重要なポイントです。
年金は、請求するまでは繰り下げ状態が続きます。1年でも2年でも自由に繰り下げができます。
ただし、一度年金を請求し受給を開始すると、その時点で繰り下げは終了 です。
その後、「やっぱりもう1年繰り下げたい」ということはできません。
受給開始後に再び繰り下げることは不可、これが制度の大前提です。
65歳時点で資産を見て判断するという考え方
先日も書きましたが、現在の私の方向性は65歳になった時点で最終判断をするというものです。
現預金とNISAを含めた総合資産を確認し、生活に余裕があれば1年から2年だけ繰り下げる。無理を感じれば、65歳から素直に受給を開始する。
5年繰り下げにこだわらず、自分の状況に合わせて柔軟に決める方が現実的だと考えています。
長生きリスクは年金だけで背負わない
長生きリスクへの備えは、年金繰り下げだけではありません。
NISAによる資産形成、現金比率の確保、医療費リスクを下げる生活習慣。
これらを組み合わせることで、年金に過度に依存しない老後設計が可能になります。
まとめ
年金繰り下げは強力な制度ですが、税金と体力という現実を無視すると後悔につながります。65歳を起点に、その時の自分の資産と体調で判断する。
それが、長生き家系の私にとって最も納得できる年金戦略です。
ヨコモの一人飯:鶏肉のクリームシチュー
寒い日はまだまだ続く。
汁物は多めに作って、3日くらいかけて食べるのがヨコモの定番。昨日はクリームシチューを作り込みました。

二日目のほうが、味が染みて馴染んで美味しいのよね。
ヨコモでした。

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